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TOP : となり人 社会厚生部・69号「私には夢がある」
投稿者 : doumei 投稿日時: 2019-02-04 17:09:31 (19 ヒット)

となり人 社会厚生部・69号

「私には夢がある」

部長 郷津裕(日立福音キリスト教会牧師)

 社会厚生部員へのお誘いを受けた時、「祈って返事します」と答えながら内心は「これ以上、対外的な仕事は無理だ。断ろう」と思いました。しかし、家内に「神さまからしなくても良いと言われない限り、単に忙しいと言う理由で断るのは許されない。」と言われました。それで真剣に祈り、神さまから「社会厚生部の仕事を受けるように。」と示され部員になる事になりました。

 すると今度は家内に「同盟基督教団の教師達の福利厚生面の向上に努力すると約束して欲しい。」と半ば脅される様に言われました。そしてなぜ自分が教師の福利厚生面に関心があるのかを話してくれました。

 家内はその教団の中で一番小さな伝道所の最初の受洗者でした。ある集会の帰り道、牧師が突然、「この教団の教師はアルバイトが禁止されている。でも、このままだと家族を養っていけない。私はどうすべきだろうか。」と大学生の自分に相談をした。自分は何も答える事ができず、ただ無言で歩いていると牧師は果物屋に入り1個のりんごを買い「病気で寝ている家内の好物だから」と悲しそうに言った。家内は、「45年経った今でもこの時の事が忘れられない。献身者が貧力な自分の様な者に相談をしなければならないほど追い込まれると言う事は決してあってはならない。」と言いました。

 今年の夏、「全教師の厚生年金加入」を進めるある教団(家内の出身教団)の担当者の教会を訪ねる機会がありました。家内も上記の牧師の子ども達の現況を知りたくて同行しました。何と病いで伏せっていた牧師婦人の代わりに家内が背負ってトラクト配布をした子ども達がみな献身者になっていたのです。もっと家内を驚かせたのは、この教団が教師の福利厚生面では最高水準に変わっていた事でした。家内は、にわかには信じられずどうして変ぼうしたのかをしつこく尋ねました。するとその牧師は「正直に言います。自分達もずっと献身者は与えられた物で満足すべきで謝儀や老後の事を心配するのは不信仰だと思っていました。でも、ある年の総会で一人の信徒がこう言いました。『教会の規模で牧師の謝儀や将来の年金額が違うのはおかしい。一般社会では、通用しない話だ。教師がちゃんと暮らせる最低限の謝儀を保証すべきだし退職後も全員が厚生年金受給者と同レベルの金額が保障されるべきです』と言い、それを受けて教団が構造改革をおこなったと教えてくれました。

 さらに、どれだけの負担金を各教会が払えばそれを実現できるのかを家内が尋ねると想像した以上の負担金で、まさに高福祉、高負担だと言う事が判りました。帰り道、私が「同盟基督教団の現状では、あんな負担金を各教会が負えない。無理だ。」と言うと家内は「あんな悲惨な状況を許していたあの教団でも変われたのだから同盟基督教団だって変われない訳はない。」と言いました。そして、その日以来、私は有名なキング牧師に倣い「私には夢がある。いつの日か同盟基督教団に属する教師達が現在もそして退職後も心配なく主の御用ができる福利厚生面の充実ができる日が来る。」と自分に言い聞かせる事にしました。



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